働きマン
あらすじ
松方弘子28歳、週刊JIDAIの女性編集者。寝食を忘れ、たとえプライベートを犠牲にしても仕事に没頭する彼女は人呼んで『働きマン』。松方と個性豊かな編集部員たちは、「働くとは何か」日々悩みながらそれぞれの仕事、人生と向き合っていく。
試し読み(第1巻)
単行本
登場人物
松方弘子
『JIDAI』編集者。28歳独身、元巨乳。一度スイッチが入ると寝食を忘れ、凄まじい勢いで仕事に没頭してしまう彼女は、人呼んで「働きマン」。忙しさにかまけ、不本意ながら恋愛はおざなり気味な日々。
成田君男
『JIDAI』デスク。39歳独身。弘子の直属の上司。危ない橋を渡らぬ容量の良さと余裕をもった態度はまさに「生き方上手」。周囲を納得させる弁舌の巧みさをも併せ持つ、「出世していく」タイプ。
梅宮龍郎
週刊『JIDAI』自称・孤独な編集長。バツイチ子持ち。普段はどこで何をやっているのかよく分からないが、ふらりと現れては飲みに誘う(しかし断られること多数)。
菅原文哉
『JIDAI』の張り込み専門、通称「はり班」。人の弱みを追い続けて9年。硬派で、弘子のような気の強い女性が苦手。趣味は海と空の写真を撮ること。彼女もしくは嫁募集中。
渚マユ
『JIDAI』編集者。23歳。まだまだ仕事は半人前だが熱意は人一倍強い2年目の新人。夢は読者に一生大切にされるような本を作ることだが、空回りすることも多い。
田中邦男
『JIDAI』新人編集。「仕事しかない人生だった」と思うのはごめんなイマドキな若者。偉そうな言動を無自覚に繰り返し、弘子の神経を逆なでする。本当は週刊誌ではなくファッション誌の編集部に行きたい。
梶舞子
『JIDAI』編集者。編集部の男性陣からも、作家からも人気のマドンナ的存在。妖艶な色気をまとい、私生活はすっかりと謎につつまれている。
小林明久
弘子の同期で、グルメや風俗記事のエキスパート。秘密主義が多い週刊誌編集部の中で、気を遣わずに思ったことをそのまま言える貴重な人材。
山城新二
弘子の彼氏。大手ゼネコンの現場監督。やりたいことはあるはずなのに、現在の仕事に自信と誇りが持てない。弘子とのデートは仕事が理由でキャンセルが多い。
野川由実
フリージアの香りを漂わせて歩く、お姫様気質の編集者。女であることを武器にして仕事をこなすことに抵抗感を持っていない。略奪愛の末、結婚が決まった。