安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』ミュージカル、10月15日ニューヨークで開幕決定! | MOYOCO ANNO

安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』ミュージカル、10月15日ニューヨークで開幕決定!


安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』を原作とした英語オリジナル・ミュージカル『MEMOIRS OF AMOROUS GENTLEMEN』が、ニューヨーク時間2026年10月15日(木)、ニューヨーク・オフブロードウェイにて開幕することが決定いたしました。9月25日(金)よりプレビュー公演を開始し、2027年1月3日(日)までのロングラン上演を予定しています。チケットは、ニューヨーク時間8月20日(木)より公式サイトにて発売開始となります。(発売時刻等、詳細については後日発表)

日本のマンガを原作とする英語オリジナル・ミュージカルによる、ニューヨーク・オフブロードウェイでの数ヶ月規模の長期公演は、史上初の快挙となります。
本公演は、将来的なブロードウェイ上演を見据えた重要なステップとして位置づけられており、リーディング、ワークショップを経て、いよいよ実際の観客の前で幕を開けます。

 

■ 主演はソフィア・アン・カルーソ

主人公コレット役には、ソフィア・アン・カルーソが決定いたしました。
ソフィア・アン・カルーソは、舞台・映像・音楽と分野を横断して活躍する女優・歌手・ソングライター。数々の賞を受賞し、同世代を代表する表現者の一人として高い評価を得ています。
ブロードウェイ・ミュージカル『ビートルジュース』では主人公リディア・ディーツ役を初演し、その名を広く知られることとなりました。ほかにも、デヴィッド・ボウイが手がけた『ラザロ』(ニューヨーク・シアター・ワークショップ、ロンドン・ウエストエンド)、ブロードウェイ『ブラックバード』『グレイ・ハウス』など、話題作への出演を重ねています。
映像作品では、Netflix『ザ・スクール・フォー・グッド・アンド・イービル』でシャーリーズ・セロン、ケリー・ワシントンらと共演し主演を務めたほか、Netflix実写版『ONE PIECE』シーズン2では、バロックワークスのオフィサーエージェント「ミス・ゴールデンウィーク」として出演。2026年9月には、デビューアルバム『ON ECSTATIC』のリリースを控えています。

photo by Andrew Arthur

 

■ トニー賞受賞クリエイター陣が集結

演出・振付は、トニー賞・オリヴィエ賞・エミー賞受賞の演出家・振付家であり、『アナと雪の女王』の振付などでも知られるロブ・アシュフォード氏。

作詞・作曲は、『春のめざめ』でトニー賞・グラミー賞を受賞し、日本でもファンの多いダンカン・シーク氏。

脚本は、鎌倉生まれで『クレイジー・リッチ』ミュージカル版も手がけるリア・ナナコ・ウィンクラー氏。音楽監修は、オー・マティアス氏が務めます。

さらにこのたび、本作を支えるクリエイティブ・チームが発表されました。
・舞台美術:スコット・パスク(トニー賞3度受賞)
・衣装デザイン:キャサリン・ズーバー(トニー賞8度受賞)
・照明デザイン:ブライアン・トバー
・音響デザイン:コディ・スペンサー(トニー賞受賞)
・キャスティング:ザ・テルジー・オフィス/パトリック・グッドウィン(CSA)
ブロードウェイの第一線で数々の賞を受賞してきたクリエイターたちが、日本のマンガ作品である『鼻下長紳士回顧録』のために集結しました。
なお、キャストの全容については、追って発表される予定です。

■ 専用劇場「ザ・ナイト・エッグ」

会場となるのは、ニューヨーク・チェルシー地区(530 W. 27th Street)のカルチャー・クラブ内に新設される劇場「ザ・ナイト・エッグ(The Night Egg)」です。劇場名は、原作『鼻下長紳士回顧録』に登場する娼館「ナイト・エッグ」にちなんで名づけられました。

この場所は、1990年代を象徴するナイトクラブ「Twilo(トゥワイロ)」、そして2011年より14年間にわたりロングラン上演され世界を席巻したイマーシブ劇『スリープ・ノー・モア』の拠点として知られてきました。19世紀の歴史的建造物と現代アートが融合し、観光客にも人気のこのエリアに、あでやかで美しい『鼻下長紳士回顧録』の世界が出現します。

■ 公演スケジュール/チケット

プレビュー公演開始:ニューヨーク時間 2026年9月25日(金)
開幕(オープニング・ナイト):ニューヨーク時間2026年10月15日(木)
上演期間:ニューヨーク時間2027年1月3日(日)まで
会場:ザ・ナイト・エッグ(The Night Egg at the Culture Club/530 W. 27th Street, New York)
チケット発売:ニューヨーク時間 2026年8月20日(木)
※発売時刻等、詳細については後日発表

公式サイト:https://MemoirsMusical.com

注)プレビュー公演と開幕(オープニング・ナイト)について
ニューヨークの商業演劇では、正式な開幕日(オープニング・ナイト)に先立ち、「プレビュー公演」と呼ばれる期間が設けられるのが一般的です。プレビュー公演は本公演と同じくチケットを購入して観劇できる正規の公演ですが、この期間中に実際の観客の反応を見ながら、演出・楽曲・脚本・上演時間などに調整が加えられ、作品が完成へと磨き上げられていきます。批評家によるレビューは、原則として開幕日以降に解禁されます。本作は9月25日(金)にプレビュー公演を開始し、10月15日(木)に開幕を迎えます。

注)オフブロードウェイ
座席数や興行規模の基準によりブロードウェイと区分される、ニューヨークの商業演劇カテゴリー。多くの作品がオフブロードウェイでの上演を経てブロードウェイへ進む、標準的な開発プロセスの一段階でもある。

■ オフブロードウェイ上演決定を記念し、『鼻下長紳士回顧録』動画を公開

オフブロードウェイでの上演決定を記念し、原作『鼻下長紳士回顧録』の世界をご紹介する短編アニメを、株式会社カラー公式YouTubeチャンネルにて全編特別公開いたします。
本映像は、2015年に公開された短編映像シリーズ「日本アニメ(ーター)見本市」企画でのアニメーションです。英語字幕付きのため、海外の読者・観客の皆さまにも、原作の魅力に触れていただける内容となっています。

動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=JtGSUnaCLBg

●『鼻下長紳士回顧録』について

あらすじ:
20世紀初頭、フランス・パリ。売春宿で働くコレットは、訪れる“変態”的な欲望を抱えた紳士たちを相手に、出口の見えない生活を送っていた。彼女の唯一の幸せは、どうしようもなく惹かれてしまうヒモ男、レオンとの逢瀬の時間。……たとえ、彼がコレット以外の女のもとへ通っているとしても……
「変態とは、目を閉じて花びんの形を両手で確かめるように、自分の欲望の輪郭をなぞり、その正確な形をつきとめた人達のことである……」
一人の女性が明日への希望を紡ぎ、生きる喜びを発見する物語。

上下全2巻。2013年より雑誌『FEEL YOUNG』(祥伝社)にて連載され、2018年3月に完結。第23回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門優秀賞を受賞。

『鼻下長紳士回顧録』上下巻(Amazon)

●ミュージカル『MEMOIRS OF AMOROUS GENTLEMEN』(原作『鼻下長紳士回顧録』) プロジェクト概要

原作:安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』
主演:ソフィア・アン・カルーソ(コレット役)
演出・振付:ロブ・アシュフォード
作詞・作曲:ダンカン・シーク
脚本:リア・ナナコ・ウィンクラー
音楽監修・ボーカルアレンジ・劇中音楽アレンジ:オー・マティアス
舞台美術:スコット・パスク
衣装デザイン:キャサリン・ズーバー
照明デザイン:ブライアン・トバー
音響デザイン:コディ・スペンサー
キャスティング:ザ・テルジー・オフィス/パトリック・グッドウィン(CSA)
プロデューサー:黒川裕介/TEAM RAYMAN、アントニオ・マリオン
ゼネラルマネージャー:ワグナー・ジョンソン・プロダクションズ(WJP)

●参考 ブロードウェイへの道のり

安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』のブロードウェイ・ミュージカル化を目指すプロジェクトは、2020年にスタートしました。日本のマンガ原作による英語オリジナル・ミュージカルとして、史上初のブロードウェイ上演を目指す、前例のない挑戦です。
ブロードウェイでは、一本の作品が上演に至るまでに、数年をかけた標準的な開発プロセスを踏むのが通例です。本作もその過程を一段ずつ積み上げてきました。
2020年 プロジェクト始動
2023年春 リーディング(台本読み合わせ)を実施
2025年初頭 ワークショップを実施
2026年9月25日 オフブロードウェイでのプレビュー公演開始
2026年10月15日 開幕。2027年1月3日までのロングラン上演へ

多くのブロードウェイ作品は、事前のテスト上演を経てブロードウェイへと進みます。実際の観客の反応、批評家からの評価、そして興行としての手応え――そのすべてがブロードウェイ進出の可否を左右します。今回の数ヶ月規模のロングラン上演は、日本マンガ原作の英語オリジナル・ミュージカルとしては極めて異例の規模であり、次の一段に進むための、まさに試金石となる公演です。
ブロードウェイのトップ・クリエイター陣がゼロから創り上げた作品が、ニューヨークの観客とどのように出会うのか。2026年秋から始まる歴史的な第一歩の行方に、ぜひご注目ください。

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