★小惑星・安野モヨコが誕生しました
☆4月6日(金)、安野モヨコ(Moyocoanno)という名前の小惑星が誕生しました!
発見者である久万高原天体観測館の藤田康英氏が、
庵野秀明監督の高校時代からの友人であるため、
ご厚意で命名してくださったのです。
藤田氏にお話をうかがいました。
「火星と木星の軌道の間にある、多数の微小な天体が小惑星です。
小惑星・安野モヨコはそのうちのひとつで、
推定直径5km、周期5.49年で太陽の周りを一周します。
明るさは約20等なので、大きな望遠鏡に天体専用のCCDカメラで撮影することで写ります。
命名の動機は、以前、小惑星・庵野秀明(Hideakianno)を
当館の中村(彰正氏)が命名していたので、
この時独身だった庵野氏も結婚したことですし、小惑星のWアンノを考えていました。
また、モヨコ先生のご活躍を祈念して命名しました」
ちなみに、日本で女性漫画家の名前がつけられたのは初めて。
発見時のエピソードは意外なものでした。
「藤岡弘さん(久万高原町出身)が来館されるということで、
小惑星・仮面ライダー(久万高原天体観測館で命名)を事前に撮影したのですが、
データが古くて仮面ライダーに望遠鏡が向かず、写っていませんでした。
しかしそこには、安野モヨコが写っていたのです。
その後観測を続けて今回の命名となりました」
庵野監督が大ファンの仮面ライダーがご縁で発見されたのは2006年10月25日。
命名日は2012年4月6日。
小惑星は、観測を続けて、軌道が確定されてやっと命名できるとのこと。
「本当の発見=命名した時点」なのだそうです。
約5年半の観測を経て誕生した小惑星・安野モヨコ。
これからどうぞよろしくお願いいたします。